都立入試に向けた国語の効率的・効果的な学習方法について説明します。
効果的な学習方法
入試に向けてやることは2つ。
- 道具を知る
- 道具を使いこなす
1.道具を知る
国語攻略のための第一段階は「道具を知る」です。
入試で出題される文章には、大きく2種類あります。
評論文と小説文です。
それぞれには速く正確に読み解くための「道具」があり、その道具について下の動画で説明しました。
- メモを取りながら動画を視聴
- 視聴後、メモを見ながら全く同じ説明をしてみる
この手順を繰り返して、内容を体に染み込ませます。
動画内で説明されていることをスラスラ言えるレベルになったら、第一段階終了です。
「実際の文章で使えるか不安…」とかは、この時点で考えなくてOKです。
2.道具を使いこなす
第二段階は「道具を使いこなす」です。
第一段階で覚えたことを、実際の入試問題で試しましょう。
まず、手元に過去問を用意します。
このときに、各大問につき複数部用意しておくと便利です(例:平成30年の大問4を3セットとか)。
そしたら、
- 自分で解く
- 動画を視聴する
- 視聴後、自分の問題用紙を使って以下の2点に挑戦
・私と同じ線が引けるか
・私と同じ説明ができるか - 2~3日後、書き込みのない問題用紙を使って、上記2点に挑戦
- 挑戦後、すぐに動画で確認
- さらに1週間後、同じことをやる
という手順を行います。
これらで何を行いたいかというと、
私と全く同じ線引き・解説を行えるようになる
という状態を作りたいのです。
そのために、動画講義を見て→自分で試して→また動画講義を見て…という手順を踏んでいます。
先程の手順には、2~3日後とか1週間後と書きましたが、この辺の感覚はあなたにお任せします。
忘れ始めた頃にやるのがグッドタイミングです。
また自分で挑戦する回数も、各自で調整してください。
要するに、
私と同じ線引き・解説を行えるようになれれば、回数や頻度は完全に自由
ってことです。
問題の数<<演習の質
最後に、国語の学習において非常に重要なことをお話しておきます。
「問題の数よりも演習の質が大事」という内容です。
まぁもう読んで字の如しなんですが、国語の学習では、問題をたくさん解くことよりも、
目の前の問題(文章)を深く理解することに注力してください。
文章や問題のパターンを見抜くことに意識を向けてください。
たくさんの問題を解く必要なんてありません。
評論文と小説文、それぞれ5~10題程度、私と同じように説明できるようになってください。
それだけで都立の入試問題に太刀打ちできるようになります。